今回は、スマートミラーの作り方を説明していきます。
出来るだけわかりやすく、誰でも作れるように説明していきます。
手順の中で、コマンド等難しく感じる手順もあると思いますが、手順にあるコマンドをそのまま入力で大丈夫ですので最後の完成まで頑張りましょう!
今回は、時間・ハローワード・ニュースなどの表示をしてみたいと思います。
必要な物
- モニター
- RaspberryPi 3
- マジックミラー
- 木製の枠
※上記には記載しておりませんが、パソコンも必要になります。
マジックミラーは、鏡の販売.comのサイトから購入しました。
RaspberryPi3 初期設定
RaspberryPiの初期設定はとても簡単です。
ここでは、初期設定は説明しませんが、下記のサイトを参考に行ってみてください。
初期設定が完了したら、いよいよスマートミラーの作成です!
スマートミラーの木枠の作成【ハードウェア】
ハードウェアの作成方法に関しては、私がスマートミラー作成する際に写真を撮り忘れてしまったので、スマートミラーのハード作成の簡単な流れのみ紹介します。
- モニターの枠を取り外す。
- モニターのサイズに合うように木の枠を作成。
- 枠のないモニターとマジックミラーを重ねて作成した木の枠にはめ込む。
ざっくりですが、上記がスマートミラーのハードウェア作成の流れです。
スマートミラーを作成されている方で、モニターの枠の取り外しや木の枠の作成にあたって画像で紹介している方がいるので、下記のサイトを参考にしてみてください。
RaspberryPiの設定 【ソフトウェア】
RaspberryPiの初期設定が完了し、インターネットの接続も確認できたら、いよいよスマートミラーのソフトウェア構築です。
スマートミラーの構築は、オープンソースで開発されているMagicMirror² を利用することで簡単に構築が可能になっています。今回はそのMagicMirror² を利用して構築していきますが、今回は誰でも作れるようにということで、MagicMirror² 構築に必要なコマンドを自動化するシェルスクリプトを作成しましたので、それを実行するだけで完了です。
シェルスクリプトの内容変更しました。
MagicMirror² の設定をシェルスクリプトで作成しているsam detweilerさんを見つけたので、今回はsam detweilerさんが作成したシェルをまとめたシェルスクリプトを作成したのでそれを実行していきたいと思います。
設定手順
- git cloneでシェルスクリプトダウンロード
- ダウンロードしたシェルスクリプト実行
- 完了
まず初めに、RaspberryPiを起動しデスクトップが表示されたら、LXターミナルを起動します。

LXターミナルを起動すると、黒い画面が出てきます。
pi@raspberrypi:~$ とあると思いますが、そこに下記のコマンドを入力してください。
git clone https://github.com/komaki1996/raspberrypi-smartmirror_autosetup.git

入力が完了し、Enterキーを押すと、英語が何行が表示された後にpi@raspberrypi:~$ になります。
次に、下記のコマンドを入力することでMagicMirror² に必要な設定を自動で行います。
sh raspberrypi-smartmirror_autosetup/SmartMirrorSetUp.sh
これで主な設定は終了になります。
上記のコマンド実行中に、下記の質問を聞かれたら、y か N を入力してください。
(Yes=y No=N)
Do you want use pm2 for auto starting of your MagicMirror (y/N)?
RaspberryPi電源ON時に自動的にマジックミラーシステムを起動しますか?
Do you want to disable the screen saver (y/N)?
スクリーンセーバーを無効にしますか?
スクリーンセーバーは無効にしておくことをお勧めします。
自動起動をYesにした場合、Raspberry起動後自動でスマートミラーシステムが起動します。
自動に設定が完了した後、画面が暗くなり時計などが表示されるはずです。

もし、一時的にスマートミラーの画面を終了したい場合、キーボードにて Ctrl + Q を同時に押すことで終了することができます。
再度、スマートミラーシステムを起動したい場合は、LXターミナルにて下記を入力ください。
npm start –prefix /home/pi/MagicMirror/
スマートミラーを縦にする
設定手順は以下になります。
- /boot/config.txt を編集
sudo nano /boot/config.txt - 末尾に以下の設定を追加
display_rotate=1
0 = 0°、1=90°、2=180°、3=270° - ラズパイを再起動 (reboot)
詳細説明(初心者用)
まずLXターミナルで、下記のコマンド入力
sudo nano /boot/config.txt
Enterキーを押すと、画面が変わり文字が多くあると思いますが、何も考えずにキーボードの矢印キーで一番下まで行くと、display_rotate=0があると思うので、0→1へ変更
(例)display_rotate=1
変更が完了したら、Ctrl + x → y → Enterキー の順に入力し、終了します。
pi@raspberrypi:~$が表示されたら、reboot を入力すると再起動し縦画面になっていれば完了です。

コマンド一覧
スマートミラーシステム起動 npm start –prefix /home/pi/MagicMirror/
スマートミラーシステム一時的停止 Ctrl + Q (キーボード)
スマートミラーシステム自動起動無効化 pm2 stop MagicMirror
スマートミラーシステム自動起動有効化 pm2 MagicMirror
最後に
今回は、スマートミラーの構築まで行いましたが、設定を少し加えると、スマートミラーでYoutubeを再生したり、Spotifyを再生したりと様々な機能をつけることもできます。
ニュースフィードの設定や、ハローワードの設定、天気の設定などは、また別に出せたら出したいなと思います。
MagicMirror²のページでも設定方法がありますので、分かる方はこちらを参照してみてください。
コマンド実行の流れを動画にしています。画質が悪くコマンドが全然見えないかも知れませんが雰囲気だけ掴んでいただければと思ってます。
入力しているコマンドは上記で紹介したコマンドのみです。
コマンドが上手く動作しなかったり、不明点があれば、気軽にコメントして下さい。
サポートしますのでぜひ作ってみてくださいね!(SNSのDMだと気付くのが早いかも)