ライフハック

睡眠に関する間違い 今まで正しいと思っていた睡眠はNG!?

普段自分が正しいと思っている睡眠に関するを疑ったことはありますか。

今回は、睡眠に関する間違いを紹介します。

5時間未満の睡眠でも良い

世の中には、5時間未満の睡眠で大丈夫と言う人達がいます。良質な睡眠を取れば5時間でも足りるという考えです。ですが、あなたが健康を維持したいのなら5時間睡眠はやるべきではありません。

研究者であるDr Rebecca Robbins は、5時間以下の睡眠を継続した場合、健康に悪影響を及ぼす危険性が非常に高くなる。これには根拠があると述べました。

心臓発作、脳卒中などの血管疾患、そしてより短い平均余命になるリスクが高くなると述べています。

睡眠前のアルコール摂取は睡眠に良い

仕事終わりの一杯、寝る前にグラスで一杯、お酒を飲んでリラックスした状態で寝ると良いという話をよく聞くことがありますが、間違いです。

確かに、お酒を飲むとリラックスしあなたの睡眠を助けるかもしれませんが、それは、あなたの睡眠の質を劇的に低下させています。

Dr Robbinsによると、レム睡眠(急速眼球運動)のステージを混乱させるそうです。これは記憶と学習にとってとても重要な役割をしています。

その他にも、就寝前にアルコールを摂取することで、アルコールの利尿作用が働き、夜中トイレに行くために起きなければなりません。それによって、あなたの体の体調を整える大切な睡眠の妨げとなってしまうのです。

ベッドでテレビは見るとリラックスできる

夜ベッドに入り、眠れないと感じた時にテレビを見ていませんか?

睡眠というのは、体のスイッチを切るようなものです。

そんな時にテレビの電源をつけるとあなたの目や耳、脳は休むことはできません。就寝前のテレビは、不眠症やストレスを引き起こしている原因となっています。

就寝前にベッドの中でスマートフォンを見る人は多いと思います。

テレビやスマートフォンの放つ、ブルーライトを含む明るい光を昼であると、脳が勘違いをし、体内時計に働きかけ睡眠を促すメラトニンの分泌が抑制されしまいます。

いびきは原因は疲れているだけ

いびきの原因は疲れだけというのは間違いです。確かに疲れからくるいびきもありますが、それだけが原因ではありません。

いびきとは、睡眠最中の呼吸によって起きる音のことです。睡眠中は身体中の筋肉が緩み、身体を横にすることで重力が下に沈みます。それにより喉の気道が狭くなり、狭くなった気道に空気が通ることで周囲の組織が振動して音(いびき)が出ます。

いびきは意識しても止めるのは難しいものです。

いびきが起きるのはなんらかの原因があるケースが多く、悪化すると睡眠時無呼吸症候群を発症します。

二種類のいびきがある

いびきには二種類あります。

◼︎単純性いびき

疲労や鼻づまり、風邪や飲酒などで引き起こる一時的ないびきです。これは一時的なものなので原因が解消されればいびきは治るでしょう。

◼︎睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に無呼吸状態や低呼吸状態が何度も繰り返し起こる病気です。呼吸が停止するたびに脳が短い時間覚醒するため、眠りが浅くなってしまいます。その結果、起床時の頭痛強い疲労感や眠気集中力・記憶力の低下などが症状として現れてきます。

これは単純性いびきの一時的なものとは異なり、常時いびきがあるいびきです。

単純性いびきと比較し、音は大きく放置しておくと睡眠時無呼吸は悪化し、様々な病気を引き起こします。 これは寿命にも関係するとも言われています。

主な原因は、肥満による首回りの脂肪沈着アデノイド舌が大きい鼻が曲がっているなどがあります。 重症の睡眠時無呼吸症候群の人は一般の人と比べ、死亡率が約4倍高いそうです。

睡眠中に呼吸停止することで血液中の酸素の供給量が減り動脈硬化不整脈の原因にもなります。実際に、睡眠時無呼吸症候群の患者の方は、高血圧や心臓病、糖尿病、脳卒中なども持っている方も多いようです。